最優秀賞

夏の成城三丁目緑地
今年の夏は祖父母の家にも行けず、いとことも遊べなかったことが残念だったけど、この緑地に行けばいつでも色々な昆虫に出会うことが出来てとてもワクワクした。小学校では、ノハカタカラクサは外来種なので退治しなければいけないと習ったけど、白い花がたくさんさいている川沿いはとてもきれいで、色々な植物が共存できたらいいなと思った。
「夏の成城三丁目緑地」は、対峙するカブト虫とクワガタを画面の対角線上に大きく描き、その周りを蝶、ハチ、アリなどが現在のコロナ対策では避けたい密集状態となって、美味しい樹液に群がっている。また背景に水辺の環境と多様な植物の姿も描かれている。作者は、生物の多様な営みがくり広がる近所の緑地を好んで訪れ、その環境に心躍らせているのだ。その環境に自分を溶け込ませながらも細かく観察する目があり、そして描く時にも絵の中に入り込むように克明で的確な描写がなされている。この作品は、私達を描かれた生命の世界の魅力に引きずり込ませる。強い感動をもたらす表現として審査員全員が最優秀賞に推した。
東京藝術大学美術学部油画科 名誉教授 坂口寛敏
優秀賞

朝の楽しみ
いつも朝の犬の散歩で通っている場所です。たまに、うちの犬の2倍くらいの大きさのかわいいねこがいて、「今日はいるかな?」「今日は寒いからいないんじゃないかな?」と予想するのがおもしろいです。ねこがいたら、なんかいい気分になるので、なんとなくそこを通るとき見てしまいます。
「朝の楽しみ」と題したこの絵は、毎朝のワンちゃん散歩で気になっている場所を直裁に見事に表現している。ワンちゃんの二倍ほどもある猫ちゃんがいつもの所に居てくれるかなと作者は視線を向ける。一瞬の出会いとその場の様子を記憶と印象を元にして、快い色彩対比と的確な形態描写で描いた作者の実力は驚きだ。これからもこのような日常の中から自分独自のきずきを表現することを大切に伸ばして行って欲しい。今後の作品の展開を楽しみに見て行きたい。
東京藝術大学美術学部油画科 名誉教授 坂口寛敏
優秀賞

かっこいいかがやき
東京駅にはかっこいい新幹線がたくさんあつまるから。
「かっこいいかがやき」と題した作品は、画面全体が光に満ち、新幹線ホームと家族をテーマにしたこの絵を小学1年生が描いたとは本当に驚きだ。画面全体が光り輝く空気感の中に、前景をホームの家族の顔、中景を停車する新幹線の先頭車両、そして背景を都市環境を表すビル群とうい素晴らしい構成になっており、それらを俯瞰した眼差しで大胆に力強く一気に描ききっている。多くの1〜2年生の作品が集まった中で一番目を引いた作品である。
東京藝術大学美術学部油画科 名誉教授 坂口寛敏
準優秀賞

思い出の世界の入り口
暑い真夏にプールへ行った帰りに家族と行く美術館です。わたりろう下は内から外をみてもとてもきれいですが、外からわたりろう下を見ると内よりとてもきれいに見えます。そこが好きなので描きました。
鼓己さん、入賞おめでとうございます。《思い出の世界の入口》というタイトルは、とても詩的で素敵ですね。鼓己さんの言葉を大事にするよいセンスがあふれています。ほんとうにおもしろい視点で世田谷美術館の建物を、じっくりと観察して描いています。ふつうは、なかなか気づかない視点ですね。こうした奥行きの深い構図で、建物を描くのはとてもむずかしいものです。写真も参考にしたと思いますが、この場で受けた印象が作品全体にいきわたっています。地下の床にある影の部分は、描くのにとても苦労したと思いますが、素晴らしい表現になっています。これからも、いろいろなものをしっかりと観察して、のびのびとダイナミックな作品を描いてほしいと思います。
世田谷美術館 副館長 橋本善八
準優秀賞

近所の魚市場
近所のオーゼキの魚コーナーがとても頑張っていて生きてるカニ、エビ、どじょうなどがいて、さわれる水族館のようです。店員さんもとても親切で、色々と教えてくれたり、先日はどじょうを1匹もらいました。もちろん食べずに飼ってます。今回は父の私も手伝わず、一緒に描きました。
太斐くん、入賞(にゅうしょう)おめでとうございます。太斐くんは、小学校1年生なのですね。とても、おどろきました。どうしてかというと、この絵を見ていると、太斐くんは、とてもたくさんのことに気づいていることがわかるからです。この絵には、太斐くんが、みつめたたくさんのことが、画用紙いっぱいにひろがっていて、しかも、すてきな「おんがく」がきこえてきて、たのしい「リズム」があふれれています。これからも、ドンドンいろいろなものをみて、ドンドンたのしく、絵をかいてほしいとおもいます。らいねんも、たのしみにしていますね。
世田谷美術館 副館長 橋本善八
準優秀賞

見なれていて目にうつる
ここは友達と遊んだりまち合わせ場所にしたりして、とても思い出のつまった所なのでここに決めました。タイトルは、いつも見ているこうけいなのになぜか目にはっきりとうつるので決めました。
圭恵さん、入賞おめでとうございます。自分の大切な場所を、しっかりと見つめた作品ですね。「目にうつる」という言葉から思うことは、ここが圭恵さんにとって宝物と思える場所なんだろうなあ、ということです。描こうとする場所に焦点がしぼられ、しかも、しっかりと描きこんでいる点が、とても素晴らしいと思います。くっきりと黒を使い、ひとつひとつのレンガの色合いや表情を丹念に描き、この場所のもっている景色が、ありありと思い浮かべることができます。この作品には、人物は描かれていませんが、仲のよい友達どうしの楽しい会話が、静かにきこえてきそうです。これからも、大切な風景や、大切な想いを描いていってください。
世田谷美術館 副館長 橋本善八
長谷川町子美術館賞

朝のさんぽ道
コロナで自由に外出できないときは、朝早くにおきてさんぽをしていました。私はこの近くに住んでいていつもオープンするのか楽しみにまっていました。オープンしたときはうれしかったのでここの場所を選びました。
毎日散歩をしているといろいろなものが眼に飛び込んできますが、日椛さんは、眼で見ているのでなく、心の中に焼き付いた風景を良く描ききっていますね。まだかなぁ、まだかなぁと長谷川町子記念館の完成をずっと楽しみにしてくれていたなんてとっても嬉しいな、どうもありがとう。
長谷川町子美術館 館長 川口淳二
皆川明賞

微笑みを繰り返すほど…
ここの場所を通ると自由になれた気がして、何でも出来る気がして、何でもしたくなれる。自信、勇気をくれるから。
何気ない日常の景色の中に自由という生命に一番大切なものを見つけていること、そのことが心を温め自信や勇気へと繋がっていることが素晴らしいと思います。空には光と影が雲や風と溶け合い様々な表情を見せています。それはきっと心の中の色々な想いと繋がっていることでしょう。家は外の世界、空は心の中を映しているようにも感じました。目に見える空と心に在る色を感じる絵だと思いました。
ミナ デザイナー 皆川明
伊佐ホームズ賞

よるのせたがやせん
かぞくでたべにいったやきにくやさんから、せたがやせんがみえた。きもちいいせかいだった。
生き物の様に赤い電車が走ってくる。感動したこころが線と色となってぐいぐいと描かれ素晴らしい。線路の石も大画面に大きな役割を果たしています。
伊佐ホームズ株式会社 代表取締役社長 伊佐裕
特別賞(眞梨子賞)

大工さん
わたしの家が工事をしていて、その工事をしている大工さんが、屋根にのぼったり作ぎょうをしている所が、カッコよくて、この作品を作りました。
大工さんの仕事がカッコイイと思った瑚音ちゃん。働く大工さんの姿が生々と表現されていて、足元の道具が散らばり、現場の様子が見えるようです。出来、不出来を恐れず筆の使い方が大胆で見事であり、色彩感覚も豊かですが、何よりも人の動きに注目した瑚音ちゃんの心が豊かですね。
伊佐ホームズ株式会社 代表取締役社長 伊佐裕
入選

私の大好きなおにわ
色々な植物が生えていて、生き物がいるから大好きです。春は「ちょうちょ」や「カエル」がたまごを生みに来ます。夏は緑がたくさんで、アイの花が咲きます。冬は「ツバキ」の花が咲き、「ヒヨドリ」がえさを食べに来ます。

公園
広い公園でゆうぐもあるし、そこで遊んでいてもお金を取られないから。

赤ちゃんセミの応えん団
下馬中央公園は、虫がたくさんいてボール遊びもできる大好きな場所。夏の夜に公園でセミの赤ちゃんを応えんしました。妹といっしょにがんばれと応えんしました。

どっちから帰る?
6年間通った通学路。右か左、どっちから帰ったら楽しいか、迷う場所です。中学生になったら、通らなくなるので、さみしいです。

春のこま沢公園
学校の遠足で出かけたり、お父さんと休日にサイクリングにおとずれるこま沢公園でかるがも一家に出会いました。泳ぎや歩く練習をするひなや、それをおうえんするお母さんの様子に心が温まりました。

富士見橋から見た景色
小さいころから見ているなじみのある景色だからです。足元をくぐりぬける電車が好きです。夕日がとてもきれいでした。

故宮一角
它雄伟壮观、金碧辉煌、是世界文化遗产。

すてきお店
夜にまどがキラキラしててとってもきれいだからです。

学校の帰り道
学校の帰り道に通る場所で、見ると心がおちつくからです。

松羽稲荷神社
緑にかこまれる神社が神秘的だと思ったし、遊びの帰りによく通ったから。

慈照寺
見ていて心が落ちついたうえにわびさびが上手だったから。また枯山水がすてきだったから。

祖師ヶ谷大蔵駅
この場所から、遠い場所まで移動できるから。

大好きな弟と羽根木公園
家から近くて、すぐに遊びに行ける羽根木公園。弟や友達とよく遊びに行きます。プレーパークでは工作やたき火もできます。ぼくは たのしい遊具がある羽根木公園が大好きです。

駒沢公園の風景
サッカーに行く時、よく見る風景だから

京王ライナーはかっこいい
私の住んでいる桜上水には、京王線の電車が走っています。その中でも京王ライナーが通るときはとてもかっこよくたのしくなります。

箱根彫刻の森美術館
小さいころから何回も行っています。ステンドグラスは何度見てもきれいです。

1日のはじまり
毎年春がくると、おおくら総合運動場にバラがさくところがありそれを見ると1日元気にすごそうという気持ちになるからです。

月にも負けない輝き
小さい時からこの塔のある場所でよく遊んでいたのであまり気にしていませんでした。ですが夜に行ったときに「光っててきれいだな」と思いこの場所がすきになりました。昼間とはちがう特別な感じがしたのでかきました。

あさがお
あさがおのかんさつがすきだったから

豪徳寺の招き猫
大すきなねこがたくさんならんでいる様子がかわいいので。わたしのお気にいりは、とうろうから顔を出している左から二番目のねこです。

どこも行けない夏休み
家の近くにあり、いつも見ているので描きました。みんなマスクをしていて、静かでさびしかった。

パン屋さん
おいしいパンがたくさんあります。あまいパンからしょっぱいパンまであるので、自分好みのパンが見つかるので、パンやさんにしました。 お母さんが働いていて、いつもこなこなで、帰ってきます。

まっかなゴルフばし(等々力渓谷)
みどりのなかのあかがとてもめだっていてきれいだから。そとはあついけれど、ここにくるとすずしいから。かぞくでおさんぽしたのがたのしかった。

ポカポカ
ベンチがとてもあたたかくて気もちがいいし、緑がいっぱいでとてもおちつくからです。

ぷっちんぷりんのあな
あまいからすみたい

楽しい山野児童館
ぼくは、山野児童館でジャグリング活動を2年間つづけてきました。ルナスティックが苦手だったけど、上手になるためなかまといっぱい練習をしました。そして本番当日まで不安でしたが、けっかは大せいこうでうれしかったです。だから、そんなけいけんができた山野児童館が好きです。

仙川の桜
毎年見ているから

夏の呑川緑道
きせつによって、しょくぶつや生きものようすがかわって楽しいからです。夏の呑川緑道は、青空とまわりの緑とサルスベリのこいピンクの花がとてもきれいでした。

バランスボール
バランスボールの上が楽しいから。

世田谷美じゅつ館の中庭
中庭にあるきょうりゅうや、グレーのかべが、とてもげんそうてきで少しミステリーでとてもおもしろいからです。
来場者投票
櫟賞

野鳥の楽園 ~野川のせせらぎ~
自宅の裏にカワセミが巣を作ってから野鳥に興味を持ちました。野川に行くとカワセミや大きなサギなどいろいろな野鳥をたくさん観察できて楽しいです。特に鳴き声からカワセミを探すのがおもしろくて、見つけるととてもうれしくなります。