審査員のみなさん

坂口 寛敏

東京藝術大学美術学部油画科 名誉教授
昭和24年福岡生まれ。東京藝術大学大学院修士課程油画修了後、昭和51年から8年間西ドイツのミュンヘンに在住、ミュンヘン美術アカデミー絵画科卒業。ドローイング、絵画、インスタレーションの創作活動や地域と関わるアート活動を行い、国内外で多数の展覧会を開催。現在は東京藝術大学美術学部油画科教授を退任し、名誉教授に。公益財団法人武蔵野文化事業団理事。伊佐裕の高校の美術部の先輩にあたる。

橋本 善八

世田谷美術館 副館長
東京生まれ。昭和61年より世田谷美術館に勤務。世田谷美術館各分館の開設準備室を担当。「向井潤吉生誕100年記念 向井潤吉の絵画と写真展 絵画が語る風景、レンズが見た風景」(平成14年)、「内井昭蔵の思想と建築 自然の秩序を建築に」(平成21年)、「東宝スタジオ展」(平成27年)など、日本の近現代史をテーマとする展覧会を手がける。

小泉 俊己

多摩美術大学美術学部絵画学科 教授・彫刻家
昭和33年東京生まれ。多摩美術大学彫刻科卒業後、昭和60年同大学院美術研究科修了。平成5年に文化庁芸術家在外派遣研究員としてドイツに1年間滞在し、市民生活における美術の位置付けについて調査をする。人間と自然、存在、生命をテーマに、ギャラリー、美術館等での個展やグループ展で作品を発表し、大学では後進の指導にあたっている。平成23年第37回中原悌二郎賞受賞。

皆川 明

ミナ デザイナー
昭和42年東京生まれ。文化服装学院卒業。平成7年に自身のファッションブランド「ミナ」を設立。平成15年、ブランド名を「ミナ・ペルホネン」とし、翌年から日本に加え、パリでもコレクションを発表。直営店をもつほか、家具や陶磁、ユニフォームのデザイン、展覧会の開催など、幅広く活躍中。平成18年「毎日ファッション大賞」(毎日新聞社主催)大賞受賞。

福井 利佐

切り絵アーティスト
昭和50年静岡県出身。東京在住。精緻な観察による描写のきめ細やかさと大胆な構図で、観る者を圧倒させるような生命力のある線の世界を描き出す。静岡県立美術館など国内外で個展を開催する一方、書籍の挿絵や装幀、アーティストのステージ装飾、テレビ番組のオープニングタイトルや映像制作など、多くの分野で活躍。子どもたちと切り絵のワークショップも行っている。

伊佐 裕

伊佐ホームズ代表取締役社長
昭和25年福岡市生まれ。福岡県立修猷館高等学校、慶応義塾大学法学部を卒業後、丸紅株式会社に入社。昭和63年に同社を退社、伊佐ホームズ株式会社を設立し、代表取締役社長に就任する。小学1年生で絵を習い始め、現在も折に触れて絵筆を握る。高校では美術部に所属、高校3年のとき、太平洋美術展九州展に出展し、「坂本繁二郎賞」を授賞。