最優秀賞

色
たくさんの色のえのぐがあって、自分の中ではゆめのような場所なので、この絵をかきました。
この絵の裏面に「たくさんの色のえのぐがあって、自分の中ではゆめのような場所なので、この絵をかきました」と好きな理由が書きそえてある。
なんと素晴らしい画材店の空間表現だろう。色のサンプルや絵具棚を前に、本人なのだろうか、そこに感動したたずむ姿がこの空間に溶け込むように、しかしキリッとした形で見事に表現されている。形を描くデッサン力とともに、やわらかい色彩のぬり方にも優れた色彩感覚があらわれ私たちをひきつける。
この作品は今までになかった新しい絵の表現として、審査の先生全員により本年度の最優秀賞作品に選ばれた。
東京藝術大学美術学部油画科 名誉教授 坂口寛敏
優秀賞

夏の声(世田谷八幡宮)
この景色と聞こえてくるセミの声がとても夏らしく、でもすこしすずしくて、とても印象に残ったから。
「夏の声(世田谷八幡宮)」と題した作品は、画面全体が神社の木々からの木もれ日の光に満ちていて、セミの声とともに私たちを心地よくつつんでくれる。
前景の石の鳥居から中景の石段、そして遠景の神社へと遠近の表現がしっかりとできている。木々の描き方にもリズミカルで奥行きにしたがって筆のタッチが
細やかになり的確だ。何よりも自然体で描かれていているうえに、画面の構成力にも優れた作品だ。
東京藝術大学美術学部油画科 名誉教授 坂口寛敏
優秀賞

思い出の天の川
家族と友だちといっしょに、ぎふ県の板どり村に行きました。星がきれいで天の川をはじめて見れたのでうれしかったです。兄が天の川を見てかんどうしているすがたをかきました。
「思い出の天の川」と題するこの絵は、家族で出かけた旅で見た夜空にまたたく満天の星と天の川に感動して描かれたものだ。天の川に手を広げて見上げる兄の姿も印象的だ。今までの夜の絵では打ち上げ花火の絵が多かったが、この絵からは宇宙の彼方からとどく星の光に感動した作者の心のときめきが伝わってくる。
暗い夜空の表現のために薄く何度も黒い色をぬりかさね、下に描かれた山の木々のシルエットの表現にも注意がそそがれて魅力ある夜空の表現になっている。小2の描いた絵とは驚きである。
東京藝術大学美術学部油画科 名誉教授 坂口寛敏
準優秀賞

かきごうりやさん
いつもは、こうりやさんだけど、夏休みだけかきごうりを、うってくれるすぺしゃるなおみせだからです
今年も暑かったねー。暑い夏に食べるかき氷はサイコー!だね。しかもこのお店は普段から氷屋さんだから、本当に美味しいかき氷が食べれるのでしょう。
良造くんが食べたのは「宇治金時ミルクスペシャル」かな?一番手前に大きく描かれているかき氷は、ガラスの器のふわふわ氷に抹茶シロップがかかって、その一番上には小豆が乗っかっている。さらによく見ると、トロッとしたミルクがかかっているように見える。あれ!器の水滴も描いてあるんじゃない?とてもよく観察しているね。でもそれだけじゃない、後ろに立っているのは良造くん自身ですか?ちょっと待って、かき氷の機械かな、その後ろに半分隠れているのはお店の人?そのふたりの間の点線は何?あれ!機械の右にもお店の人がいる?壁のメモみたいなのは何?見れば見るほど、いろんなことが発見できて楽しくなります。
早く良造くんに会いたいな、会ったらこれは誰?これは何?いっぱい質問したくなっています。でもその答えを聞く前から、このお店とかかき氷が大好きなことが充分に伝わる、良造くんらしい素敵な作品になったと思います。
多摩美術大学美術学部絵画学科 副学長・彫刻家 小泉俊己
準優秀賞

ぼくの相ぼう
ぼくの相ぼうのタガメを描きました。特ちょう的な太い前足でえものを捕まえる姿がかっこよくて大好きでした。残念ながらもう死んでしまったけれど、ぼくの心の中にはたくさんの思い出が残っています。
栗原君、この作品は、大好きな“相ぼう”との大切な記念碑ですね。
僕は、タガメを飼ったこともないし、じっくりと観察したこともないから、インターネットでどんな生き物なのか見てみました。ちょっとゴツくて、オッカナイぞ!という印象です。だけど、栗原君の描いたタガメは、毎日をしっかりと生きている立派な“相ぼう”だったんだなぁ~と感じました。
“相ぼう”に向けた優しいまなざし、“相ぼう”と向き合ってきた時間のなかでとらえたタガメの特徴が、とても素直にあらわれている作品です。
そして、こんなに透明感のある水彩画を見るのは久しぶりです。
“たらしこみ”の技法をつかって、水のゆらぎ、光のゆらぎが美しく表現されています。技術的にも、とても優れていると思います。まるで、絵本の1ページを開いたような色彩感ゆたかな作品です。
これからも、身近な生き物やできごと、そして身近な人との出会いを題材に、素敵な作品を描いていってほしいと思います。
世田谷美術館 館長 橋本善八
準優秀賞

アダンを求めて
ぼくが石垣島に行って一番感動した出来事です。パワフルで力強いヤシガニが歩いている様子を絵にしました。
絵具や色鉛筆などを上手に描画材を使って濃密な画を作られています。その色使いが温かみがあると同時にとても力強く、引き込まれます。今回は特にヤシガニを真ん中に置いて、その下に入り組んだ葉っぱの生え方の組み合わせが絶妙でした。
右上の植物も挿し色として絶妙です。一番下の土の雰囲気も水分をうまく使って独特の質感を出しています。全体的な構成力も素晴らしく、ヤシガニも体の中の色を細かく色を変えていて立体的で生き生きしています。全体の色使いといい石垣島の空気感も感じられてとても良い作品です。
切り絵アーティスト 福井利佐
長谷川町子美術館賞

ぱぱのパスタはせかいいち!!
0さいから、ぱぱとままのしごとばではたらくすがたをみていたからこのばしょがすきです。
パパの仕事場を描いた彩華ちゃん
美味しそうに出来上がった青い皿の上のパスタ
グイグイと引かれた線。
キッチンには色んなものが置いてある。
カタチも色もバラバラ。
棚板の木目まで描いてくれたね。
サザエさんは日常の家庭の中の出来事の楽しさ、おかしさの発見のドラマです。彩華ちゃんの大好きなパパへの眼差しが見事に表現され、長谷川町子賞に相応しい最高のごちそうです。
長谷川町子美術館 館長 川口淳二
皆川明賞

楽しい公園
家の近くにある大きな公園には遊具があり、池の魚、虫、鳥などたくさんの生き物とふれ合えます。私は毎週カラスを見に行っています。
作者がこの場面に出会った時の印象を絵の中に強く伝えてくれていることが響きました。
瞬間を捉えながらカラスの表情がとても良く表現されていると感じました。
ミナ デザイナー 皆川明
昭和信用金庫賞

おばあちゃんの家
茨城県に住むおばあちゃんの家では毎年ブルーベリーがいっぱいとれます。私はおばあちゃんの家が大好きです。
大きな絵ですね。
澪奈ちゃんと弟さんがブルーベリーがはいったボールを大事に持っている。仲良しの2人。何と温かい作品でしょうか。
人物画では眼が重要だと言われますが、
ふたりの眼が対照的で特に弟くんの眼の線が幼な子らしく愛おしい。色彩感覚、筆のつかい方も思い切りが良い。
本当に見飽きない、いい絵です。
伊佐ホームズ株式会社 代表取締役社長 伊佐裕
伊佐ホームズ賞

ふくろうカフェでえさやり体験
ぼくはずっと鳥が大好きです。最近は、猛きん類のふくろうにハマっていて、一度は、目の前でえさをやったり、うでに乗せたり、してみたかったのです。今年の夏、念願のふくろうカフェに行くことができて、幸せな空間だったので、この絵を描きました。えさを見つけてロックオンし、するどい目つきで飛んでくる大きな姿がぼくのお気に入りです。
一倉君、今年もまた名作が生まれましたね。
『ふくろう』はマスコット的な鳥でやさしい鳥と思っていましたが、君の絵から猛きん類である事が良く解りました。
大胆な構図、ふくろうの力強さが胴体と広げた羽根、足、爪が見事。色彩も大人でも出せない渋い茶系の色
君とふくろう、君の将来も力強い足どりで成長して行く事を思う。
赤いシャツの君へ
伊佐ホームズ株式会社 代表取締役社長 伊佐裕
伊佐ホームズ賞

フラワーランドの池のカモ
花がいっぱいあってきれいだからです。
どうしても受賞して欲しかった佳大君の『池のカモ』それは素直で無作為の美しさがあったからです。
人間は、大人になるにつれ、カッコ良く描こうとするものですが、無作為に表現出来る事が本当は一番大事なことかと私は信じています。
胴体を観ていると前へ泳ぐ形が表れていますね。色づかいも、深い色
3年生の君は、色の天才です。これからの君の成長を私は見つづけたいと思います。
伊佐ホームズ株式会社 代表取締役社長 伊佐裕
特別賞(眞梨子賞)

世田谷のゆり
大すきなジェイエーでゆりがあったのでよくみてかきました。
芸術的な作品だと私は感じました。
一本のゆりが単調に描かれていますが、
茎の折れ曲がり方、葉の出方
ゆりの花特有の花の形。おどる様な、はねる様な生き物のあかし。
単調な分だけ奥行きが有る絵。色彩も迷わず4色だけが素晴らしい
普通であれば見落としてしまう絵かも知れませんが、私は初めから気になり何度も観て、味わって賞に決定しました。
君は単純化する力を身につけています。
複雑なものをその様に整理して、単純化する力は将来どのような仕事についても
大きな力となり、夢が実現されるものです。
伊佐ホームズ株式会社 代表取締役社長 伊佐裕
卒業生が選ぶ
OBOG賞

まぼろしのたぬき
いつものさんぽコースでいちどだけであったたぬきです。こんな所であえるとは思わなかったのでうれしかったです。またあいたいな。
卒業生が選ぶ
OBOG賞

楽しかった海
小さいころから、よく海に行っていて、海で遊ぶのがとても楽しくて、海が好きになりました。家族や、友だちと行く海がとても好きです!
入選

にわとり
実家でかわれているにわとり。空を見上げるおんどりがきれいなのでかきました。

野川
川の音がきれいだから。

故郷灯火尽繁華(故郷の灯火は繁華である)
夏休みに帰国して里帰りした際、故郷の古い町には「忠義街」という古い通りがあり、歴史的な遺跡がたくさんあります。夜に散歩している時、頭上には美しい赤い提灯がたくさん並んでいる。夜の9時を過ぎても、賑やかでした。

行け!ジャンプだ!
馬事公苑は、広い所です。その広い所で、馬が走っているのを見ると気持ちいいです。

淨眞寺の銀杏
駅の近くとは思えない静かさがあり、自然が豊かで、心が落ち着く所だからです。

インコとかきの木
インコがたくさんいておもしろいと思ったからです。

ぼくのほとけさま
ぼくの祖父が住職の東明寺(会津若松市)の本尊の阿弥陀三尊です。生まれた時から見守ってくれていて、近くにいると心が静かになって落ち着きます。

水ぞくかんのスター
わたしは、あんまりすいぞくかんがすきでわなかったんですけど、このすいぞくかんは、たくさんのさかなたちがたのしそうにしていたからかきました。

日の暮
帰るときはいつも夕方で帰り道にきれいな夕日が見れるから

ママのしごと
そこはママがやっているおみせできれいでオシャレでわたしはママのやきとりとおみせが大好だから…。です!

和歌山県の海
旅行で和歌山県に行って海へ遊びに行ったら、とても海がきれいだったから。

うれしかったプレゼント
なぜじぶんの家をえらんだかというと、この家がおちつくし、この家をかきたかったからです。

キジバトの巣
おばあちゃんのブドウの木の中におばあちゃんがキジバトが巣を作っていることが理由でした。

駄菓子屋さん
おかしがたくさんあって、雑貨屋さんもついていて、かわいいものがたくさんあるからです。

コイと友達になれる所
家の近くにある“いけす”に、口をパクパクしてぼくに近づいて来るかわいいコイがいます。見ていてあきないからです。

パン屋の中はいい香り
毎日前を通る角のパン屋さん。全部のパンがおいしくて、お店の人もやさしいから、お店のドアを開けるといつもハッピーな気持ちになる。

大空の海
なみなみがむずかしかったです。いろいろな水色がまざっててきれいだからです。いろいろななみをみてほしいです。

私のさいこうの家
ねむれるし、テレビをみられるし自由でうれしいきもちになれるから大すきです。

はく物かん
びせい物をみたり、きょうりゅうの化石を見たりできるから。

かぞくみんながすきなばしょ
わたしはかぞくがだいすきです。こまざわ公園はパパと走ったり妹とすべりだいをすべったり、ママのおべんとうをたべたり、犬のクージーとさんぽしたり、大好きがいっぱいです。

せたがやせんわかばやしえき
わかばやしえきのこうえんにあそびにいきました。そのときのえきをかきました。

ふらわあらんどのはな
はながあるから

町のくるま
いろいろなかっこいいくるまがたくさんあるからです。

暑い日の南原公園
友だちとよく遊んだ思いでがあるから。

本がいっぱい砧図書館
わたしの好きな本や小説がいっぱいあるからです。姉や妹や母といつも行っておきにいりの本をかりています。

世田谷線
じゅくに行くときによく乗っているから。

こまざわこうえん
・はっぱがおおいから。
・いろんないろのはっぱがあって、きれいだから。

夏の終わりのトンボたち
夏になると近所のねこじゃらし公園でクワガタ探しをいつもしています。昼にはあまり見えなかったトンボたちが夕方になるとたくさん見れてその景色を見ていると自然と心が落ちつくこの場所が大好きです。

また来ようね
小学校生活最後の思い出の場所、日光林間学校で訪ずれた、戦場ヶ原です。この景色を見た瞬間、今年はこの風景を絵に描きたいと思いました。理由は、草原の「緑」と空の「青」、アキアカネの「赤」が心に残ったからです。友達との幸せな思い出が詰まった大切な一枚になりました。

花のふしぎ
色がきれいだからです。ほかはいろをいっぱいつくるのがむずかしかったです。もっともっと色をつくってみたいです
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櫟賞

秘密基地
幼稚園や小学1年生の頃よくここで友達と遊んだ「秘密基地」。この木に座って電車を見ていました。(赤松公園)
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