最優秀賞

夜の陸橋
いつも何気なく使用している近所の陸橋ですが、よく見てみると水色でキレイだし、ところどころあるサビや汚れがまるで一つの風景画のようで好きです。
夜の空に浮かぶ陸橋を裏側から見上げ、その対象に迫る表現は、見事で今までの絵画展に無かった感動を呼び覚ます。一般には薄塗りの色彩で描く色鉛筆を使い、強く画面に押し付け何度も重ね描きしている。作者の追求の仕方は、構造物を的確に観察する目、存在感やその置かれている環境を一体として理解する頭脳、納得するまで追求する腕と身体からなっている。これらが統合された創造性豊かな作者の追求の仕方は、今後の展開と成長につながっていくだろう。作者の今後の追及と研究が楽しみでならない。
東京藝術大学美術学部油画科 名誉教授 坂口寛敏
優秀賞

ぼくは大もりが好き
父に新福菜館に連れて行ってもらった。ラーメンもチャーハンも量が多くて大満足できて最高だった。
美味しい匂い、味、熱さ、満足感がこの画面からこちらに飛び出すように伝わってくる。スープの中の中華麺の様子、大盛りのチャーハンの飯粒、そしてそれらの器の表現の追求は見事である。この絵を見ていると生つばが出そうになるほどの描写力だ。
是非この中華食堂の宣伝に店に掲げてもらったらどうだろう。
東京藝術大学美術学部油画科 名誉教授 坂口寛敏
優秀賞

学校のろう下
学校の中で一番好き。理由は、授業をしないし、いつもあるくから。
学校の廊下を遠近法で描き、画面の中心に消失点(視線が無限に向かって収束する点)がとられている。誰も行き交わない静かな廊下の、先の先には描かれてはいない未来があるようだ。作者にとってのタイムトンネルなのかもしれない。濁りのない明るい色彩による「素晴らしい空っぽ」を見事に描いた優秀作品だ。
東京藝術大学美術学部油画科 名誉教授 坂口寛敏
準優秀賞

もう、こっちおいで
ばあばの近所でさんぽ中にであったうしに「もう、こっちおいで」といったらほんとうに近づいてきて、びっくりしました。またあいたいな。
まずとてもインパクトがあります。そしてコメントにある、「こっちにおいで」と言ったら本当に近づいてきてびっくりした。という様子の情景が、描かれた作品を見ているこちら側が体験しているくらいよくわかる作品です。なぜこんなに牛さんの迫力を感じるのかというと、技法で言うとみつきさんの目で見ていて一番近い牛さんのお鼻やそこから目にかかる部分をよく描いていて眉間の毛のうねりなんかもよく描いているからです。牛さんのお顔以外をざっくりと描くことで、牛さんの顔がよりひきたって「ぐいっ!」と近づいている感じがします。また背景の色使いも爽やかで嬉しい近づきであることがわかり、動物に対する温かな気持ちも感じ取れます。色彩感覚もとても豊かだと思います。
切り絵アーティスト 福井利佐
準優秀賞

ブランコから見た景色
私は、ブランコが大好きで目をつむりながらブランコをこいで目を開けた時の光が入る瞬間の景色が好きで、この場所にしました。
ブランコが大好きなんだね。しかも目をつぶって、ブランコをこいで、目を開けた時の光が入る瞬間の景色が好きだなんて、とっても素敵な自分だけの楽しさを見つけたんだね。でもいつ目をつぶって、いつ開けるんだろう。ここからは君の絵を見てそのことを想像してみます。ブランコをこいで前に行ったり後ろに行ったり、この絵はうんとこいで(目をつぶりながら?)、もっとも後ろに行った時、そう、その瞬間って無重力になるというか、ふっと重さも感じなくなって、それまで揺らいでいた髪の毛も、もちろん景色だって止まってしまう、その一瞬を感じます。ちょうどそのタイミングで目を開けると、いっきに景色が現れて、ブランコは前に進みだし、その景色に自分が飛び込んでいく。そんなふうに見えました。でも、君の前に広がる風景は、目をつぶっていたときに想像していた、もっともっと大きな世界を感じます。ここに描かれている樹は、夜空の銀河系のようにも、あるいは生命の中の細胞のようにも見え、そしてそれも君自身から生えているように、世界と君が一体となった、とても壮大なシンフォニーが聞こえてくるようです。でも、目をつぶってのブランコは、ちょっと危ないので、しっかりブランコのチェーンをにぎって、大人の人といる時にしてくださいね。これはお約束です。
多摩美術大学美術学部絵画学科 副学長・彫刻家 小泉俊己
準優秀賞

おいしい梅ジュース
庭の梅でジュースを作っているところを描きました。庭には、ぼくの背の5倍ぐらいの大きな梅の木があるので、その実を使いました。今年はジャムも作りました。氷砂糖の透けた感じをだすのをがんばりました。
岡部禮さん、受賞、おめでとうございます。
とてもさわやかで、とても夏らしく、とてもみずみずしい作品です。
すくない色数なのに、ゆったりとした、おくゆきの深さをかんじさせてくれます。
とうめいなガラスビンの中に、しろっぽい氷ざとうと、梅の実がなかよくいっしょにいますね。
こうしてじゅんびをしても、すぐには飲めないから、きっと、はやく、ゴクンと飲める日がまちどおしい気持ちでいっぱいでしょうね。
右がわのビンの赤っぽいものはなんだろう?
左がわのビンには何が入っているのかな?
おうちでの、たのしいジュースづくりのようすが、ふんわりと伝わってきます。
ビンの金具をかくのは、とてもむずかしかったのではないですか?
でも、かたちも、金ぞくの質感も、ちゃんとひょうげんされています。
それとテーブルの木目も、よくかんさつしていますね。
これからも、毎日の生活の中で見つけた、お気に入りの風景をえがいてくださいね。
世田谷美術館 館長 橋本善八
世田谷美術館賞

いつものふうけい
おじいちゃんの家でいとこやはとことおとまりかいをして そのときのみんなの自由じかんでおじ いちゃんちは なつかしいようなかんじがするからです。
小平歩月さん、受賞、おめでとうございます。
おじいちゃんのおうち。とてもいい題材だと思います。
小平さんがなつかしいと感じるのは、どんなところなのでしょう?
ぼくも、おじいちゃんや、おばあちゃんのおうちに行くのは、すごく好きでした。
いとこたちと、おじいちゃんのおうちに集まり、いろいろなことをして遊んだのだろうなぁ~と、想像しています。
この作品のみりょくは、タテナガに画用紙をつかって、ちょっと上からのぞきこむようにした構図にあると思います。
みんな好きずきなかっこうで、ゲームをしているのかな?
おじいちゃんのおうちでの、楽しいひとときを味わっている様子と、みんなが仲良しにしていることが、とてもよく伝わってきます。
みんなが寝ころんでいる床の部分の色のつかいかた、水彩絵具の持ち味をいかした表現もすてきです。とても、だいすきな作品です。
世田谷美術館 館長 橋本善八
長谷川町子美術館賞

呼子の思い出
今年は小学校最後なので、おじいちゃんおばあちゃんが住んでいる大好きな佐賀の思い出を描きました。夏休みに呼子で食べたイカはすき通っていて、とてもおいしかったです。
菜々子ちゃん、4回目の受賞おめでとう。
どうしてこの様な竹のザルの上の美味しそうな3杯イカの生きづくりの目の前の風景を上手に描けるのだろうか。
料理人の手とハサミ、囲む家族の手、器、コップがにぎやかに並ぶ。
イカの目玉が生きている。
絵のバランスの良い「私」が有る絵。私は見えないし、家族の顔も見えないが食べるのを待つ家族の歓びがあり、このまま大人になっても対象と正面から向かい合う人となって、楽しい人生を送ってください。絵にかぎらず。
伊佐ホームズ株式会社 代表取締役社長 伊佐裕
皆川明賞

美えい 青い池
夏休みに旅行で北海道へ行き、青い池を見たとき、とてもきれいだったから。天候によって池の青の色が変わるのが心に残ったから。
静けさの中に森羅万象の息づかいが感じられます。自然物の表情や質感がとても良く観察されていて水面の質感や風景の奥行きを捉えていると思います。何気ない自然の美しさに心惹かれている作者の気持ちが伝わってきます。
ミナ デザイナー 皆川明
昭和信用金庫賞

東京タワーの下でおさんぽ
ビルがあったり、上るのが楽しい東京タワーがあるからです。
午来君、昨年に続いての受賞。昨年は池のカモ、今年は東京タワーの下での・・・都会的な君の姿かな。街を歩く人のスタイルが大掴みで描かれ、良く雑踏が表現されている。
何よりもこの絵には遠近感が有り、構図がしっかりしている上でややこしい建物の形状や人物が省略されながら雰囲気が大人っぽく描かれている。
君の成長が楽しみです。どんな大人になるのかなぁ。
伊佐ホームズ株式会社 代表取締役社長 伊佐裕
伊佐ホームズ賞

大切な木
わたしがこの場しょがすきなりゆうは わたしと父さん母さんといっしょにいったときに見ました そのことがきっかけでたのしい思い出になりました。
大胆でありながら、細部を丁寧に描いている。
審査会であなたのこの絵を観て、他の誰にもないものを持っている絵だと思いました。
技法が上手過ぎず、この木から感じたものを、あなたの内側(心)が消化して描き出している。構図と色彩は大人のもの、いや絵には大人も子どももないのかも知れない。
昨年に続き受賞となりましたね。
伊佐ホームズ株式会社 代表取締役社長 伊佐裕
特別賞(眞梨子賞)

家の前にいたカナブン
虫が好きだから、家の前にいたらうれしくなるから。カナブンの短い手と短い足がかわいくて好き。
良くこのカナブンだけを主題に挑戦しましたネ。虫がいる場所も中心より丁度良い所にズラシて描かれている。それによって動きが出てくる。大人でも表現出来ない画面の構成。色彩の省略、筆づかい。ボカシ、美術大学の生徒に近い絵。
カナブンの短い手と足がかわいいと見た貴方がきっと心の可愛い人でしょう。
伊佐ホームズ株式会社 代表取締役社長 伊佐裕
卒業生が選ぶ作品賞

とんだ!ぼくの飛行機
ぼくは最近模型飛行機に興味があります。ここ(所沢航空公園)はバルサ材や和紙などで作った自分の飛行機をのびのびと飛ばすことができ本物の飛行機もかざられていて、楽しいです。
入選

わたしたちのすずらんどおり
すずらんのがいとうとすぐよこにすきな文ぼうぐやさんがあるからです。

とんだ!ぼくの飛行機
ぼくは最近模型飛行機に興味があります。ここ(所沢航空公園)はバルサ材や和紙などで作った自分の飛行機をのびのびと飛ばすことができ本物の飛行機もかざられていて、楽しいです。

すきなあじさいがあるばしょ
きれいなあじさいがあるから。2色まざっててきれいだし、ちょんちょんピンクとか、みずいろとか、むらさきがまざっててきれいだから。

はっぱと石がき
草が丸くととのっていて、石がきがおもしろいもようなので、すきなばしょにしました。

パイナップルチャーハン
小さい頃はじめて食べた時から大好きで、熊本に行ったら必ず行くお店です。今年は1年生の弟と2人で飛行機にのってじいじの家に遊びに行きました。やっぱりおいしかったです。

ぼくのかってるかまきり
ケースの中にカマキリが入っていてえさをいれたりしてしてそうとすると中から食べてるとこを見られるから。

かわいいものみーつけた!
たくさんかわいいものがあって、その文房具屋さんに行くと楽しいから。

フラワーランドのかも
かもがすきだからです

夜のこまざわ公園
犬のさんぽで夏はあつくて昼間はむりだから夜のこまざわ公園に行きました。いっしょにはしるのがすきです。

コイのいる池
ふだん家では見られない、コイのせい長を見れてうれいしいからです。

草(くさ)
彼女は小さなカメラを持って世田谷の自然の中をお散歩するのが大好きです。

富士見坂の夕日
その日によって色々な富士山が見れたり夕日や色も見えたりして楽しいから。

ハッケージマシーパラダイス
魚がきれいだった。

木もれ日とアオバトのソーダ
井の頭自然文化園は、家族とよく行っている場所です。自然がゆたかで、晴れの日に行くと、木からもれている光が、とてもきれいです。食べ物もおいしくて、アオバトのクリームソーダが大好きです。

大すきすぎる!毎日食べたい!
ばくは、ハンバーガーとポテトとジュースが大すきです。チャンスがあれば毎日行きたいです。

ねこさんのでんしゃにのってりょこうへいく。
ねこさんのでんしゃをみるとかわいいきもちになるし、のりたくなるきもちになる。

ゆうひをみたよ
そらのいろがグラデーションできれいでした。たいようが光ってキラキラしていました。

アオウミガメ
海の動物の中でもカメがすきで、九州のりょこうに行った時に、アオウミガメがいたから。

瀬田玉川神社のお祭りで踊るわたし
1年に1回の大ぶたいで 大好きなベリーダンスをひろうしています。ドキドキしたり、楽しかったり、嬉しかったり、おいしいものを食べたり!とても好きな場所です。

私の学びや
自分が5年間ずっと近くにいて、これからもお世和になる大切な場所だからです。友だちを作るきっかけで、友だちと会うきっかけでもある私の学びやです。

思い出の日の出
友達とよく日の出日の入を見ていたから。そこでシャボン玉で遊んだりおかしを食べた、思い出の場所だからです。

とくべつなばしょ
せ田がや八まんさんの“手水や”の花がいつもかわっていて、とてもきれいだからまた行きたくなります。この絵は、七五三のときのしゃしんです。

盆踊り大会
大人と子ども関係なく、楽しみながらおどれることと、私は屋たいのかき氷が大好きなので、この場所をえらびました。

落着く場所(菅原神社)
祭りのときに行くんですが、祭りの方はみんなの楽しそうな声が聞こえる一方、ここはとても静かでおちつくから好きです。

サップをこぐおにいさん ボードにのっている弟
かぞくりょこうでしびれこにいったからです。サップをこぐのがたいへんでした。

緑に囲まれたふしぎな宿
夏休みに長野に旅行に行った時、泊まった宿です。黒いかべと木が生えている銅板の屋根が気にいりました。

春の二子玉緑地
この二子玉緑地運動場は、人生で初めてヒットを打てた場所です。広くて大きな木があって、青空なことが多いので気に入っています。キャッチャーをやっていると、ユニフォームに土がたくさんつきます。

晴れた日の海
波がおだやかでシーグラスなども落ちていて楽しいことがいっぱいできてとても記おくに残ったからと、魚もいて、きれいだと思ったから

思い出のつまったほいく園
今年の夏休み、わたしはそつ園したほいく園でほいくしのたいけんをしました。わたしにとってほいく園は、小さいころ、ないたりわらったりしてすごした思い出がたくさんつまった、大すきな場所です。

阿波おどり
お盆にお父さんの実家の徳島県池田町に帰りました。その時に近所で阿波おどりをやっていたのでその絵を書きました。