《Earth Company》「次世代につなぐ未来」のためにできることを
「この地球は、先祖から継承したのではなく、私たちの子ども達、子孫から借りているのです。」
これは私が所属する一般社団法人Earth Companyのウェブサイトにあるネイティブ・アメリカンの格言です。私はこれを目にした時、体中に大きな衝撃が走りました。
年々増え続ける異常気象、自然災害、そして新型コロナ感染症。私たちが今のままの生活を続けていくと、私たちの大切な子ども・孫たち、そして先の世代につなげる未来はありません。4月の新たな人生のスタートを彩る桜が2月に咲いたり、強くなり続ける紫外線により真夏でも長袖を着なければならなかったり、大気汚染によりマスクが外せなくなったり、海洋プラスチックを摂取した魚を食べねばならないことになったり…。
地球の叫びを肌で感じ、何とかしなければと思いながらも、そう簡単には変わらないものだと未来の地球のためにできること先送りしてしまっていた自分に、前述のネイティブ・アメリカンの格言が気づかせてくれました。
世界は待ったなしの状況にあり何かしたいけれど、何から始めたらよいか分からないという方々は少なくはないのではないでしょうか?私もその一人でしたが、「まずはできることから」と思い、私に気づきをくれたこの格言を掲げるEarth Companyの一員として活動に参加することから始めてみました。
Earth Companyは、「次世代につなぐ未来を創出する」ことを理念とし、経済活動や私たちの存在が社会課題や環境課題を生み出すのではなく、人や企業が活動をすることが、社会や環境をよりよくすることにつながる、
そんな世界を目指して活動しています。
そのために、社会課題を解決のために奮闘する若い社会起業家の育成を行い、環境課題の解決に向け学校や企業などで環境教育プログラムを実施し、また拠点であるバリ島にてエシカルホテル、Mana Earthly Paradiseを運営しています。
「利潤追求を目的とする商品としての家ではなく、融通無碍なる家づくり」
この伊佐ホームズさんの創業の精神は、次世代の子どもたちによりよい社会や環境をつないでいきたいと考えるEarth Companyの想いに通じるものがあると感じます。今こそ私たちは環境を犠牲にして経済発展する成長モデルや誰かが豊かになるために、誰かが犠牲になる社会のあり方を見つめ直すことが必要ではないでしょうか。
家という生活の中心となる大切な空間作りに伊佐ホームズさんを選ばれた皆さまに、ぜひ私たちの活動を知っていただきたいという想いからご紹介させていただきました。
現在コロナ禍でバリ島への渡航は難しい状況ですが、Mana Earthly Paradiseをはじめ、Earth Companyの取り組みを知ることで、住まいや身の回りから「次世代につなぐ未来」を創るためにできることを一緒に考えてみませんか?
EARTHCOMPANY
一般社団法人Earth Company(和名:アースカンパニー)
〒107-0062 東京都港区南青山 2-15-5 FARO1F(東京オフィス)
電話番号:03-6753-1558
https://www.earthcompany.info/ja/
https://www.facebook.com/EarthCompanyJP
下元朋子(しももと・ともこ)
「風と光を通す通路をもつ家」施主