2015年5月25日「江川家」ゆかりの韮山反射炉が、ユネスコ世界文化遺産登録へ。

先日、「明治日本の産業革命遺産」が、ユネスコの世界文化遺産に登録される運びとなったという報道がありました(正式には、6~7月にドイツで開かれる委員会で決定する見通しです)。
「明治日本の産業革命遺産」は、長崎の通称・軍艦島、山口の松下村塾など23の資産から構成されており、そのうちのひとつが、静岡県伊豆の国市にある韮山反射炉です。じつはこの韮山反射炉、伊佐ホームズとご縁があります。

韮山反射炉を建造したのは、1835年に韮山代官に就任した江川英龍(担庵)。江川家の36代目です。江川家は中世領主の系譜を引く名家で、伊豆韮山を本拠として、江戸時代には伊豆、駿河、相模、武蔵、甲斐の幕府直轄地を統治する世襲代官職となりました。

1600年頃に建てられた江川家の主屋、書院、仏間、蔵、門、塀、神社は重要文化財に指定されていますが、平成25年には、10年におよぶ調査の結果、伝来する古文書や書画、陶磁器、写真など約3万9000点も重要文化財に指定されました。地域の歴史や幕府との結びつき、あるいは日本の政治、軍事、外交史を研究する上でも貴重だというわけです。
これらは、公益財団法人江川文庫(代表は、42代目である現当主、江川洋氏)によって管理されており、伊佐ホームズ代表取締役、伊佐裕もその評議員をつとめています。こういった資料を収容し、公開するための収蔵館建設に向け準備中です。その事務局も昨年、伊佐ホームズ内に設けられました。

韮山反射炉と江川文庫の資料の両方を把握することで、日本の軍事技術の近代化の過程が見えてきます。世界文化遺産登録を機に、地域の財産への理解がより深まるよう、伊佐ホームズも尽力したいと考えています。

江川邸ウェブサイト

平成27年の伊佐ホームズの年賀状には、江川家の土間の写真を使わせていただきました。

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