2015年1月29日「生活道具美展」のお知らせ

 
伊佐ホームズ駒沢住宅からクルマで10分ほど。静かな住宅街の中に「而今禾(じこんか)」があります。西川弘修さん、米田恭子さんご夫妻が営むお店です。いえ、単なるお店というのとはちょっと違う感じ。ヨーロッパのアンティークから、李朝、中国、現代の作家まで、さまざまな時代の家具や器がしつらえられています。それらが醸し出す雰囲気がなんとも心地よく、気持ちがゆったりしていきます。

この而今禾の家具や器、道具を駒沢住宅・ギャラリー櫟にしつらえる展覧会を開くことになりました。テーマは「仲春のしつらえ」。仲春という季節を意識しながら、西川さんと共に家具や道具をしつらえます。初日には駒沢住宅のあちこちで西川さんが器を設定、花道家の上野雄次さんに季節の花を生けていただきます。28日には冨田さんに和暦のお話を。そして料理研究家の植松良枝さんに滋味あふれるお料理をつくっていただきます。
皆様のお越しをお待ちしております。

新・日本ぐらし 探求者たち 56
生活道具美展 仲春のしつらえ
平成27年3月21日(土・祝)〜4月6日(月)

10時30分〜17時30分
最終日は16時まで・水曜休廊

◎期間中の催し
花と暮らす〜初日の集い〜
平成27年3月21日(土・祝) 14時〜16時
会費1,500円・定員40名

二十四節気の大きな節目である春分の日。駒沢住宅に而今禾の西川弘修さんと花道家の上野雄次さんをお招きします。西川さんに場所にあわせて花器を選んでいただき、目の前で上野さんに生けていただくという趣向です。終了後は、ワインと軽食で花談義をいたしましょう。

和暦ぐらし、旬を食する
平成27年3月28日(土) 14時〜16時30分(二部構成)
会費5,000円・定員40名

江戸時代まで使われていた「和暦(旧暦)」を参照することで、日本の自然、風土と行事、風習の仕組みが見えてきます。第一部(14時から15時30分)は、冨田貴史さんの和暦ぐらしについてのお話し。第二部(15時30分から16時30分)では、料理研究家の植松良枝さんによる、仲春ならではの滋味あふれるお料理を。旬と私たちの身体の関係をご体験ください。

【ご予約・お問い合わせ】
電話 : 駒沢住宅 03-5712-5513
ウェブ : お問い合わせフォームから

ご予約の際は、『ご希望の会』『お名前と電話番号』『参加人数』をお知らせください。

西川弘修さんとギャラリー櫟担当の金子京子。駒沢住宅に、而今禾から家具や器を運んでしつらえました。

左/茶室「未休庵」に椿を生けていただきました。花器は駒ヶ嶺三彩さん。
右/エチオピアのテーブルはコーヒーセレモニーに使われたもの。一本の木から削り出されており、なんともいえない力を感じます。

李朝のバンダチの上に中国の沈香壺を置いて。富士山の額は梅原龍三郎。

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