【玄昌石(げんしょうせき)】
玄昌石(硬質黒色粘板岩)は、通称スレートとも呼ばれ、耐水性や耐火性にすぐれているため、古くから床や壁、屋根葺材として使用されてきました。
日本では宮城県、岩手県などで産出し、特に「とよま玄昌石」と呼ばれているものは、フランスで採れる「アンジュスレート」と並んで世界最高の品質を誇ると言われています。
東京駅や横浜開港記念館、故石原裕次郎邸の屋根材、東宮御所では床材として利用されています。
また宮城県石巻市雄勝(おがつ)町で採掘される硬質黒色粘板岩は、雄勝石と呼ばれ、全国で生産される硯の9割を占めています。
だから玄昌石で作られた屋根や床が雨に濡れると、硯のように深い、落ち着いた黒色になるのですね。








